あらすじ

純架が知らなかった集落での高橋くんの活動。サルーンや技術部でのやり取りをまとめて収録した第13話です。 最初から外の世界の実態を知って潜入した人間の目から見た集落の姿ってことでもありますね。 書きながらふと考えるに、今回のこの話には超自然的要素がなくて今の日本社会を舞台にした現代ものでもありますので。一応この日本の何処かにこういう場所があってもぎりぎり成立するシチュエーションではあるんですよね。 三百人からの人間を何十年も隠し続けるなんて無理、と誰でも真っ先に思いそうだけど。実際三百人なんて(この話の時点ではもっと減って人口二百五十人)ちょっと規模大きめの学校の一学年くらいだし。三〜四人世帯の入ったファミリーマンションの八十世帯くらいかな、と考えると八階建てマンション一棟程度か…ってなって。実は物理的には隠せなくもないサイズなんですよね。 集落は夫婦だけの世帯や死別した単身者も計算に入れて百世帯前後か。と設定してますが、日本の国土のうちほぼ手付かずの山林の面積の広さを考えると。正直気合を入れて運営すれば(そして決して逃げ出せない立地を上手く確保できれば)100%無理ではないんじゃね?と、だんだん思うようになってきました。 問題は、めちゃくちゃ手間と費用がかかるのでそんなこと誰がする?っていうのとそこまでする動機は何?ってとこですね。結局下手に理屈をつけるより、金を持て余してる超のつく資産家の個人的な趣味。ってしちゃった方がまだ説得力がある。と結論しましたが…。 でも、アクアリウムだって蟻の巣の観察だって趣味としては存在するわけですから。人間の集団を育成して飼うって、ものすごくお金余ってて退屈してれば(そしてたまたま機会があれば)やってみたい。と思う人の心がない非常識な人物が絶対にいないとは言い切れなくもないんじゃないかな。と思うんです。 どう考えてもその集落の中だけで完全自足自給するっていうのが無理で(ていうか、文明レベルがかなり原始的な段階までガタ落ちしそう)。独自の補給システムを導入せざるを得ませんでしたが。 今は話の舞台が集落の中から外に移ってしまい、出番の減る場所ではありますが。ここの設定を考えるのは苦労したけど楽しかったです。機会があったら見取り図とか描いてみたいですね。それでは、残り少しになって参りましたがどうかお暇つぶしによろしくお願いします。

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