小説を読もう2025/10/02
あらすじ
この話のオチは『実は神の仕業だった』である。
なぜ先にそれを開示してしまうのかというと、読者というものは時に、神と同じ視点で物語を読むからである。
「……え?」
朝、目を覚ました田村は、寝ぼけ眼をこすったあと、間の抜けた声を漏らした。
さらに両手でまぶたをこすり、顔全体を撫で回し、それから頬や鼻をぐにぐにとこねくり回した。
「は?」
布団から突き出ている自分の足を見て、田村は硬直した。
右足が二本になっていたのだ。
乱視かと思ったが、違う。まばたきを繰り返しても像は揺らがない。確かに一本、増えているのだ。
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