あらすじ

なった。やがて大尽はセブーを養子にして自分の娘と結婚させることに決めた。ところがセブーは森で子鹿が足を折っているのを見て、自分の足を子鹿に与えてしまう。また、小鳥がヘビに卵を狙われているのを見て、自分の手を小鳥に与えてしまう。さらに、ものが言えず目も見えないために牛どろぼうと疑われていた男を助けるために、声と目と顔を男に与える。セブーは牛にもどり、刀や弓矢で痛めつけられて倒れてしまった。息をひきとろうとするセブーに美しい天上の音楽が聞こえてきた。そしてセブーが息をひきとったとき、セブーのからだは光につつまれ、大きな羽がはえて、天上にのぼっていった。3人の修行者は、ブッダに話をつづけてくれとたのむ。ブッダは八正道を説いた。その時、子鹿がアリの巣に落ちた。ブッダはそれを助けに行く。デーパはアリの巣に石を投げ込んだ。ブッダはアリに襲われ、意識を失って森の奥へ運ばれた。鹿たちはブッダと子鹿のからだをすみずみまでなめつづけた。ブッダの教えを正しいと思いはじめた3人と別れて、デーパともう一人はもっと南側の修行場に行こうとするが、コーサラ国の兵士に矢で射られてしまった。第7章 愚者が行くその年のくれ、コーサラ国はいきなりマガダ国の北の領地の国ざかいに軍隊を送りこんだ。国際試合の裏切りと、そのあと使者の一行をおそわれたことへの仕返しだった。タッタは戦場をかけめぐって将軍をとらえ、ルリ王子が木曜日には寝所にいることを聞き出す。ルリ王子が進んでいくと、鹿の群れのまん中にブッダがいた。ルリ王子がひざまずけと言っても、ブッダは動かない。ゾウでふみつぶそうとすればゾウがふるえてしまい、矢で射るとその前に鹿が飛び出して身代わりとなった。ルリ王子ははじめて恐怖をおぼえた。捨て身になった動物の気迫にうちのめされたからだった。ルリ王子はひそかにテントを出てブッダのところへ向かった。ブッダはデーパが矢を受けて倒れているのを見て、自分の血をデーパに輸血する。ルリ王子はブッダに起きろというが、ブッダは輸血をやめない。ルリ王子がブッダに斬り掛かろうとした時、タッタが飛び出した。ブッダはタッタに向かって殺してはいけないという。王子は屈辱に打ちひしがれて帰り、デーパは生き返った。【第5部】第1章 アナンダ登場パセーナディ大王がカピラヴァストウを攻めた年、生まれたばかりのアナンダを悪魔が助けた。アナンダは不死身になり、全身に毒矢をあびても死なない。しかし、パンパス刑事は、1週間でアナンダをあの世へ送ってみせるといった。

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