あらすじ

【第6部】第12章 シャカ族の滅亡ボッカラサティが女を殺した犯人であることが判明し、ルリ王は部下に追わせる。ところがその部下がタッタと遭遇し、誤って殺されてしまった。ルリ王は追っ手を殺したのがシャカ族であると知って、一個大隊でせん滅に向かわせた。カピラヴァストウでは血の気の多い者が集まってコーサラにいくさをしかけようとし、平和をのぞむ者は国を追われた。ヤショダラたちはコーサラ国へ逃げてくるが、ブッダの話を聞いて、王がみんなで国にもどろうとしたとき、戦争が始まってしまったとの報告が届いた。そのきっかけがタッタだったと聞いて、ブッダは衝撃をうける。ブッダはルリ王に「もうおひきとめはいたしません」といった。タッタはルリ王のゾウに踏み殺され、コーサラ軍はカピラヴァストウ城へ攻め込んだ。シャカ族は全滅した。夜明けにカピラヴァストウへ着いて、タッタの死骸を見つけたブッダは「おまえには私の教えが通じなかったのか」と激しく嘆く。【第7部】第1章 悲報カピラヴァストウ全滅の報せを聞いて、もっともはげしく悲嘆にくれたのはブッダであった。ブッダは、タッタやシャカ族の人々に自分の教えが結局なんの救いにもならなかったことに、はげしくうちひしがれていた。アナンダの背後にマーラが忍び寄り、ブッダを捨てて自分といこうと誘う。しかし、アナンダはブッダのもとへいき「あなたはけっしてむだだったのではありません!」という。「私という極悪人の人殺しが救われたんですよ!!」と。マーラは「私のことばが聞こえないのか」というが、アナンダは「だまれ 消え失せろっ 悪魔!!」と叫ぶ。マーラは小さなヘビの姿になって消えた。アナンダのことばがブッダにちからをよみがえらせた。アナンダは、なぜタッタがブッダを追いかけて竹林精舎からやってきたのかといぶかる。ルリ王は牢獄に父をたずね、牢獄から出すかわりに隠居せよと迫る。パセーナディ王が聞くはずもない。ルリ王子が去ると、パセーナディ王はブッダにいわれたことを思い出し、壁の下にある雑草を見ると、「けなげなものよ わしも……見ならうか……」とつぶやいた。1年たったある日、竹林精舎からデーパがやってくると一大事を告げた。ビンビサーラ王がアジャセ王子に幽閉されたこと、アジャセが王位につき、ダイバダッタは王から大金をもらって勢力をのばした。教団の者たちは動揺しており、このままでは教団は破滅してしまうという。ブッダはデーパに、「これをのりこえることがまことの試練だ」とサーリプッタに伝えよといって先に出発させた。ブッダはアナンダとふたりだけで出発した。ルリ王子に父を解放するようにといいおいて。パセーナディ王は扉が開いているのに気づき、牢を出てマガダ王国をめざした。城門の前で名乗りをあげるが、門衛は相手にしない。翌朝、老人のなきがらが城門の前にころがっていた。門衛はその老人を共同墓地へ運んでいった。第2章 ダイバダッタ第3章 アジャセ王の微笑第4章 旅の終わり

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