あらすじ

看護師2年目の雪は、仕事に生き甲斐を見出し、病棟での責任や学会発表の準備に喜びを感じていた。しかし、仕事とプライベートの境界が曖昧になる中、突然うつ病と診断され、強制的に休職を余儀なくされる。任されていた仕事が他の人に移り、役に立てない自分への苛立ちと喪失感に苛まれる雪。静かなアパートの部屋で、白い壁を見つめながら、自分の価値を見失う。そんな中、先輩からもらった小さな植木鉢に水をやる行為や、朝の光、鳥の声といったささやかな瞬間に心が動く。カウンセラーの言葉やノートに綴った一行から、彼女は自分を許し、仕事以外の自分を見つけ始める。未来はまだ見えないが、静かな希望の芽が雪の中でゆっくりと育ち始める。

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小説を読もう2025/10/05