おすすめ · 投稿日: 2026/09/09

世界を救った勇者たちの後ろには彼らがいた。<職人の街>

今日はNAVER WEBTOON(ネイバーウェブトゥーン)で連載中のファンタジージャンルのウェブトゥーンを

ご紹介しようと思います。


よく英雄神話をモチーフにしたファンタジーウェブトゥーンは、

悪に立ち向かう勇者たちの冒険と、その中で芽生える

友情、人間模様、挫折、成長…

といったものを描いていますよね。


今日ご紹介する<職人の街>という作品は、

そうした勇者を助け、彼らを裏で支えた鍛冶屋を

主人公にしています。


勇者のおとぎ話には載っていない鍛冶屋たちの物語。


レビューを始めます。




赤く染まった鍛冶屋の村「ブルカニア」。

魔王軍の侵攻によって崩れゆく村は、

帝国からも見放され、ただ耐え忍んでいる最中でした。

国に見捨てられた彼らに対し、魔王軍が突きつけた条件は、

自分たちのための武器を作れというものでした。


しかし、国に見捨てられたとしても、

自らの誇りまで捨てるわけにはいきません。


彼らは皆、死を覚悟します。



幼い「ユタ」は恐怖から父親の袖口を握りしめます。

幼い娘の頭を優しく撫でた彼女の父親は、

ユタが無事に生き残り、村の伝統を受け継ぐことを願います。


「ユタ、ここにしっかり隠れていなさい。」

「代々受け継がれてきた村の製錬法は、私たちの伝統であり心だ。

 技術の偉大さを信じなさい。決して途絶えさせてはならない。」

「だから、お前だけは生き残るんだ。

 そうしてこそ、私たちも未練なく立ち向かえる気がする。」


彼は、世界を守る冒険家の爪(武器)を作る

誇りをユタに呼び覚まさせます。

そして、彼女がどれほど絶望的な現実でも、

苦しい現実でも、なんとか生き残れと伝えます。



彼女に誇りと村の意志を植え付けた大人たちは、

魔王軍との最後の決闘のため、城門の外へと向かいます。


それぞれ手に馴染んだ武器を手に立つ鍛冶屋たち。

彼らと対峙した魔王軍は、彼らの目から決意を

読み取ります。


「結局、死ぬことを選んだか。」


自ら折れることを選んだ鍛冶屋たちは、

降伏を拒み、魔王軍に立ち向かいます。



―我々は人間の手で

 鉄の領域を垣間見る魔法使い。

 ハンマーとやっとこ、溶鉱炉の永遠の伴侶!

 我々の名は、鍛冶屋だ!―


城壁に登ったユタは、凄惨に薙ぎ払われていく自分の父親と

大人たちの最期の姿を見つめます。


死体の山で廃墟と化した戦場の真ん中で、

ユタは見慣れた顔を見つけ出します。

その中には、地面を転がる父親の首もありました。



その時、万が一の生存者を連れ去るために身を潜めていた

魔王軍の軍団長がユタを発見します。


「哀れな。お前を守る盾はすべて砕け散ったようだな。」


軍団長の手に乱暴に頭を掴まれたまま

引きずられていくユタは、彼の鋭い指先によって目を負傷します。


「喜べ。お前は生き残った。

 子供とはいえ、ブルカニアの血を引く職人。

 魔王軍のために一生働け。」


「お前は今から、魔王軍の鍛冶屋だ。」




10年後。

魔王領沿岸の埠頭にある奴隷の鍛冶場「ホーゲル」。


村の人々が虐殺され、一人連れ去られたユタは、

ここで魔王軍団のための武器を作りながら、

奴隷として生きていました。


彼女は日常の変化もなく、工場のように武器だけを量産し続ける

自分が果たして本当に鍛冶屋なのか、常に疑問を抱いています。



その時、不気味な気配を漂わせながら軍団長が彼女を訪ねてきて、

勇者との戦闘中に戦死した、自らの忠臣であったモンスターの

死体を下ろします。


彼女が自分自身を鍛冶屋と呼べない理由。


ここで作られる武器の材料は鉄ではなく、

モンスターだったからです。


戦闘中に死亡したモンスターの死体を解体し、

魔王軍が望む武器を作り出す彼女は、

自分もまた消耗品にすぎないと考えています。


村の技術で、

仇に武器を捧げながら延命する人生。



彼女は自らの悲惨な人生に何度も問いかけます。


『生き残ったのは、果たして正解だったのだろうか…?』

『あの時、いっそ死ぬべきだったのか…』


それでも毎日、頭から離れない思いは、

父親や村の人々が言っていた本物の鍛冶屋とは

何なのか、あの時彼らが降伏せずに抵抗した

理由は何だったのかを知りたいということでした。


一度だけ。

たった一度だけでも外に出られたなら、

彼女も父親が教えてくれた誇りについて

知る機会ができるかもしれません。


その時、轟音と共に分厚い鍛冶場の天井が

崩れ落ち、一人の人間が落ちてきます。



外の世界を渇望するユタの前に現れた

謎の少女は、自分を「勇者」だと名乗ります。


一方、ユタの元を去った軍団長には、

他の軍団長たちからの不満が報告されます。

彼らは、人間の奴隷が仲間たちの死体で

武器を作ることに対して強い不満を抱いていました。


しかし、彼らが知らない事実がありました。

ユタが持つ技術は、製錬の能力ではなく、

「血統」そのものにあるということを。


素材が持つ危険性と特性をあらかじめ把握し、

避けていく「目」。

「ブルカニア」の直系血統だけが持てるその能力を、

ユタを連れてきた軍団長は知っていたのです。

彼は他の者たちの不満を一言で一蹴します。


「尊い血統がここにいるのだから、

 出しゃばらずに死体でも捧げにこいとな。」



同じ時刻。

ユタは、勇者が腰に帯びていた本物の鉄で作られた

剣を見つけて興奮します。


勇者の武器をあちこち観察しながら、気になることを

絶え間なく吐き出すユタに対して、勇者はおおよそ

自分が知っていることを答えてあげます。

そしてユタは、勇者の返答から「職人の街」という

場所について聞くことになります。


勇者は、鍛冶屋でありながら鉄製の武器を珍しがる

ユタを不思議に思います。

そして、彼女が幼い頃にここに捕らえられ、これまでモンスターを

素材として武器を作ってきたという事実を知ります。

ユタの言葉を聞いた勇者は、ためらいなく言います。


「連れ出してあげるよ、職人の街へ!」



異変に気づいた軍団長が鍛冶場を訪れ、

ユタは魔王軍と立ち向かう勇者の戦いを

近距離で見守ります。


「職人の街」。

勇者が連れて行ってくれると言ったその場所を反芻したユタは、

忘れていた鍛冶屋の誇りを、自分が最後まで

生き残ろうとした理由を思い起こします。


そして戦いの末に、自ら束縛の足かせを断ち切ります。


後に「モンスターウェポン」の製造者と呼ばれることになるユタの第一歩が、

魔王領を離れ、今始まります。


NAVER WEBTOONで<職人の街>をぜひ探してみてください!





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