家族みたいな会社? 家族という名の「ブラック」企業!! <イ課長の生存記>
こんにちは。
今日ご紹介する作品は、家族のような会社をモットーにした
家族という名の「ブラック」な中小企業に勤めるイ・ギョンミン課長を
主人公にした作品です。
小型プラスチック製品の生産を主業務とする中小企業「フンソンテック」。
社長、社長の息子、社長の義弟、社長の弟、
社長の嫁まで……。
家族総出で役職を分け合い、赤の他人である
部下たちを搾取する、典型的なアットホーム(ブラック)企業です。
主人公のイ・ギョンミン課長は、優れた仕事ぶりと賢さで
会社で最も重要な「部品」として生きています。
そうして数年間、孤軍奮闘してきたイ課長の忍耐が
限界に達したとき、彼の身に驚くべきことが
起こります。
NAVER WEBTOONで連載中の<イ課長の生存記>。
レビューを始めます。

「あ、イ課長。少しは良くなったか?」
「こっちも死にそうだよ。元請けからずっと突き返されててさ。」
「大変だろうけど、イ課長に何日かだけでも
復帰してもらわないと困るんだが。」
日も昇らない早朝に、一人オフィスへ出勤したイ・ギョンミン。
事務職の課長である彼は、先日、過労とストレスが原因で
突発性難聴と診断されました。
京畿道・平澤(ピョンテク)の小さなプラスチック射出工場に勤務する
ギョンミンは、生産から納品、資材の在庫把握から注文まで
すべてを一人で引き受けています。
しかし、身を粉にして働いても、実際に受け取る給料は
昼夜問わず働く生産職の外国人労働者よりも少ないのが
現実でした。
30代半ばの彼は、年を取るにつれて
すぐに仕事を辞めることも難しかったのです。
「俺はこれから、どうやって生きていけばいいんだろう。」
午前6時32分。
社内メッセンジャーに業務開始を知らせることで、一日が始まります。
工場の食堂で朝食を済ませると、
寮の人員管理や細々とした業務をこなし、
9時に合わせて本格的に工場が稼働し始めます。

朝礼。
掃除の監督。
再びオフィスに戻ってミーティングの準備。
その合間に、取引先から寄せられた不良品に関するクレーム対応。
受話器の向こうの、顔も見えない相手にペコペコしながら
状況を整理し終えると、生産課長が状況確認のために
オフィスへ上がってきます。
「イ課長、不良が出たんだって?」
「対策書を明日までに送ることになりました。
大きな問題ではありません。」
大事ではないという言葉に、生産課長は再び現場へと
戻っていき、ギョンミンはようやく一息つきます。
朝の6時半から午前中ずっと、一人で仕事をこなしていた
ギョンミンは、切実に打開策が必要だと考えます。

そして昼休み。
時間を確認したギョンミンは、工場の食堂ではなくロッカールームへ行き、
除電服に着替えます。
そして、昼休みで足りない人員の代わりに
タイ人作業員の食事休憩の交代に向かいます。
生産職として入社したわけではありませんが、機械の操作や
簡単な故障修理くらいはできて当然というのが、
この会社に勤める者が備えるべき「美徳」なのです。
1時間を現場で慌ただしく過ごし、オフィスに戻ってきた
ギョンミンは、疲れ切ったように椅子に深く寄りかかります。
そして、一緒にご飯を食べようと訪ねてきた部下と
ようやく昼食をとります。

会社の寮で暮らすギョンミンは、さりげなくカップラーメンの話を
切り出したキョンジュのために、自分の部屋からカップ麺を一つ
持ってきてあげます。
自分はあまり食べませんが、少食のキョンジュは
たまに工場の食堂のメニューが気に入らないと、
こうしてカップラーメンの話を持ち出すからです。
彼がさりげなく気遣う理由は一つです。
彼女が数少ない優秀な部下であり、
自分によく懐いてくれていたからです。

午後には、社長の息子であるキム・ミョンチョル チーム長に
報告書の決裁をもらいます。
海外留学中に社長に呼び戻されたチーム長は、
人は良いのですが、仕事のセンスはありませんでした。
聡明なギョンミンが入社した後はオフィスから追い出され、
本格的に射出技術を学んでいるところでした。
達成感もない仕事で一日をぎっしり埋めたギョンミンは、
9時を過ぎてようやく寮の部屋に戻ってきます。

一日中目がしょぼしょぼしていましたが、ギョンミンは眼球に滲むように
現れた斑点を発見します。
斑点が心配になった彼は眼科の診療を予約し、
夜食を買いにスーパーへ行こうとします。
寮の部屋を出た彼は、廊下で生産職の従業員たちと
出くわし、ネパール人労働者のカムサラ、スジと一緒に
スーパーへ向かいます。
ギョンミンはカートを引きながらも、妙に不快な目を
しきりにこすります。
「課長、どうしたんですか、痛いですか? 目?」
「いや、目にちょっと何か入ったみたいで。」
しばらく目をこすっていたギョンミンは、ふいにすっきりした感覚を覚え、
顔を上げて前を見ます。
少し前の方では、一緒に来たカムサラが牛乳を選んでいました。

その時、ギョンミンは驚くべき経験をします。
遠くでカムサラが手にしていた牛乳に、小さな文字で
ぎっしりと書かれた製品情報が、まるで拡大されたように見えたからです。
驚いて座り込んだギョンミンを見て、そばにいたスジが
心配しますが、ギョンミンの耳には何も聞こえません。
寮に戻って再び目を確認したギョンミンは、
先ほど見た斑点が綺麗に消えていることに気づき、
驚きます。
そして翌日。
明け方に出勤し、午前中の業務を終えたギョンミンは、
予約時間に合わせて病院へ向かいます。
他の人の目には見えない微細な不良すら見つけ出せるほどに、
一瞬で良くなった視力。
視力検査表のすべての文字を読み取るギョンミンを見て、
医者は驚愕します。
「こんなに完璧な目の状態は初めて見ました。両目ともです。」
ギョンミンは、一瞬目に現れて消えた紫色の斑点のことを
話しますが、医者に精密検査を勧められると、断って病院を
出ます。
ギョンミンが病院へ行ったという知らせに、昼休みを利用して連絡してきた
キョンジュは、昨日スーパーに一緒に行った生産職の従業員たちから
ギョンミンが座り込んでしまったという話を聞き、他の外国人従業員が
今にも泣きそうな勢いだと伝えます。
いつも「家族のような関係」を叫ぶ会社ですが、ギョンミンは
自分を心から心配してくれる彼らに、本当の家族のような
情を感じます。
社員を使い捨てにして家族経営を維持する「フンソンテック」。
未来も達成感もない会社で、突如スーパー視力を
手に入れたギョンミンの日々は、どう変わっていくのでしょうか?
NAVER WEBTOONで<イ課長の生存記>を検索してみてください!



