あらすじ
人魚の肉売りが巻き起こした騒動も一段落。
幽世には再び秋が訪れていた。
変わりばえのないように思える日常にも徐々に変化があらわれはじめる。
水明と交際を始めた夏織。
真面目に執筆するようになった東雲。
そんな時、「幽世拾遺集」の二巻が完成したと遠近が貸本屋を訪れる。
取材に協力してくれたあやかしたちへの挨拶回りに行くという東雲に、夏織も一緒に同行することになって――?
変化を厭う幽世に、否が応でも新しい風が吹き込む。
東雲というあやかしと、夏織という人間の娘。
異種族親子の家族ドラマ。ここに決着。