おすすめ · 投稿日: 2026/09/09

歴史の渦の中へ!!<黒髪の米軍大元帥>

今日ご紹介する作品は、大韓民国を越えて近世界史の

渦のど真ん中を体験できる

回帰&代替歴史物です。


カカオページで人気連載中の
<黒髪の米軍大元帥>は、丘を転がり落ちてくる
レトナ(軍用車)から子供を救おうとして命を落とした
韓国人中隊長キム・ユジンが、1911年アメリカの地の
在米朝鮮人として回帰することから始まる
波乱万丈な年代記です。

人種差別が蔓延する20世紀初頭、未来の知識を手にした
主人公は財閥の道の代わりに軍人となり、
歴史を変えるという壮大な決意と共に
ウェストポイント陸軍士官学校に入学します。
後日大統領となるアイゼンハワーのような
歴史的人物たちと同期として出会い、
第一次・第二次世界大戦の巨大な渦に向かって進む
彼の歩みは、読者に単純な代理満足を越え、
覆る歴史のスリリングな変曲点を見守らせてくれます。

それではレビューを始めます。


1905年12月、サンフランシスコ。

「汚いイエローモンキー野郎ども!」
「どこで生意気に顔を上げて街を歩き回ってんだ?!」

石灰石の建物の隅の陰で、人種差別的な暴言と共に
子供たちに殴られている東洋人の男の子がいます。
頭の上に降り注ぐ蹴りにも、東洋人の子供の目は
生き生きと輝いていました。

そんな少年の姿が、同年代の西洋の少年たちに
良く見えるはずがありません。

その時、頭を狙って振り下ろされた靴の蹴りを避けた
東洋の少年は、そのまま足の主を掴んで床に
叩きつけます。

「モンキーモンキーパンチだ。このクソ野郎。」


瞬く間に形勢を逆転した少年は、そのまま殴り合いを
始めますが、一人で複数の子供たちを相手にすることは
結果が目に見えているようなものでした。

結局、散々殴られて顔がパンパンに腫れてようやく
西洋の少年たちはその場を立ち去り、
そこには凄惨に殴られた東洋人の少年三人だけが
残されました。

『卑怯なヤンキー野郎ども。
 これが何が自由の国だ。
 汚い白人人種差別主義者どもの国じゃないか。』

パンパンに腫れた顔で世の中を非難していた少年は、自分の近くに
一緒に倒れ込んでいる他の少年たちを気遣います。


「おい、ジャップス。生きてるか?」

そう言って振り返った場所には、目から火花を散らして
自分を睨みつける二人の他の東洋人少年たちが 
います。

「このクソったれなチョセンジン野郎!!」
「お前みたいなチョセンジンのせいで
 俺たちまで一緒に馬鹿にされるんじゃないか!!」

今は1900年代初頭。

西洋で受ける東洋人に対する人種差別と共に、
韓国生まれの主人公は日本生まれの子供たちからも
差別を受けます。
いきなり飛びかかり、今日のことは全部お前のせいだと
八つ当たりをして背を向ける日本人の少年たちは、 
彼がテストで良い点を取ったのも全て不正な方法を
使ったからだろうと言い、次はもっと子供たちを集めて
痛い目を見せてやると言ってその場を去ります。


ぽつんと一人残された主人公。

「ステータスウィンドウ。」

しかし、何も起こりません。
結局爆発した主人公は、ありったけの暴言を吐き捨てます。

「こんな時代に転生させるなら、
 ステータスウィンドウの特典くらいたっぷりくれよ!!
 人生2回目、クソすぎる!!」

過酷な時代で人生2回目を始めた主人公。
一体どういうことでしょうか?


1893年生まれ、キム・ユジン。
それが主人公の二番目の人生のスタート地点でした。

新式学問を学ぶために海を渡った両親は、
偶然の機会でイエローモンキーには限りなく冷たい
アメリカの地で夫婦となり、その結果、除隊を控えた
中隊長だった主人公は、この地で新しい人生を
始めることになります。

彼が前世を自覚したのは6歳の頃。
最初は未来の知識を活用して一儲けし、
20世紀を牛耳る大物になってやろうかとも考えました。

しかし、彼が新しい人生を始めた20世紀の現実は、 
想像よりも遥かに冷酷でした。

彼は財閥の夢の代わりに、また別の野望を抱きます。


自分の前世であった、韓国大出身の大韓民国
陸軍将校としての記憶と知識で、 
今後起こる歴史的事件を自身の出世の道に
利用することにします。

まもなく10年以内に起こる第一次世界大戦。
30数年後の第二次世界大戦。
そしてそれに続く真珠湾攻撃と太平洋戦争まで。

主人公は世界史に大きく記録された戦争を
機会として、自分の前途を切り開いていくことを決心します。


1911年1月。
17歳になったキム・ユジンは父親に
軍人になると言います。
どこでまた無茶な喧嘩をしてきたのか、ボロボロの 
格好をしてですね。

彼はまた、集団で襲いかかってくる日本人学生たちと喧嘩したと言います。

彼の父親は、ユジンが軍人の道を歩むと言うと、 
引き止めます。
どうしても差別が蔓延する時代に、彼の髪色と
肌の色は将来の障害になる可能性もあるからです。

ユジンの父親は悩みと共にタバコの煙を
長く吐き出します。

「お前が兵士として入ると言ったなら、
 こんなことは言わなかっただろう。
 だが、将校となれば全く別だ。」
「この国、白人たちの世界に正面から
 立ち向かうということだ。」


ユジンの父親は、異国万里の他国で家族を得た代償として
差別の汚辱を喜んで甘受しながら生きてきた方でした。
 
韓人として初めてサンフランシスコに定着した20人の
人物の一人であった彼の懸念は、無数の闘争の末に
かろうじて生活の基盤を得た人だからこそできる
話でした。

「大丈夫です。
 誰の息子だと思ってるんですか。」

父親の心配に、ユジンは自信を見せます。
確固たる息子の姿に、彼の父親は
安心します。

「そうか。私の息子ならこうでなくては。
 そうでなくても、お前が将校になりたがっているようだったから
 私もそれなりに準備をしていたんだ。」


ユジンの父親はユジンに出かける支度をさせます。

「着替えなさい。 
 寄る所があるから。」

まるでずっと前から計画していたことがあるかのように、
ユジンの父親は息子を連れてどこかへ向かいます。
きちんとおめかししたユジンを連れて 
彼が向かった先は「大韓人国民会」でした。

「将校になるには士官学校に行かなければならないだろう。
 結局、お前の入学は政治、社会問題にならざるを得ない。
 それなら我々も出せるものは全て出して
 一勝負してみるべきだろう。」


慣れた様子でドアを開けて入った父親は、彼に
「大韓人国民会」の人物たちを紹介してくれます。

その中でユジンが初めて挨拶を交わしたのは
又醒(ウソン) パク・ヨンミンという人物で、後世に独立運動家として
名を残した人でした。

ユジンは父親の助けで、米州韓人独立運動の 
根幹となった場所に足を踏み入れることになります。
そこでユジンは、はっきりと知っている世界の流れを
利用して前へ、さらに前へ進んでいくでしょう。
ユジンの足取りによって、私たちがよく知っている歴史が
揺るがされるかもしれません。

カカオページで連載中の
<黒髪の米軍大元帥>です。


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