
浄化剤の私が世界を救わなきゃ!『礼儀正しいちび令嬢が悪党家族を救います!』
こんにちは!
今日ご紹介する作品は、ピッコマの人気ウェブトゥーン
『礼儀正しいちび令嬢が悪党家族を救います!』です。
食べ過ぎで寝込んだ後、前世の「正義の子供」の
記憶を取り戻し、さらには世界まで救うことになる
主人公の奮闘を描いています。
それではレビューを始めます。
魔物との長きにわたる戦争により、邪悪な魔気と
闇のオーラが色濃く立ち込める場所、「オルテゾ大公城」。
ここは北部の支配者であるオルテゾ家の中でも、
強大な異能力と魔気への免疫を持つ血族だけが
滞在できる禁忌の地です。
ところが、この恐ろしい城にオルテゾ家の末娘であり
主人公の「アイリ・オルテゾ」が足を踏み入れます。
果たして、彼女がこの険しい場所に自らやって来た理由は
何なのでしょうか?
アイリが北部の大公城に向かう1週間前、
事件は南部のメリッサ侯爵家から始まります。
アイリの母方の祖母であるメリッサ侯爵は、
ベッドで横になっているアイリの手を握りしめ、
涙を流しています。
「うちの可愛い子、骨と皮だけになっちゃって、ばあばは
この子が心配でたまらないわ。
熱も出てるし、こんなに痩せ細ってしまって。
主治医よ、この子はもしかして不治の病にでもかかってしまったのか?」
ハラハラしながらアイリの容態を尋ねるメリッサ侯爵。
これに対し、主治医は咳払いをして慎重に答えます。
「あの…侯爵様。申し上げにくいのですが、
お嬢様はただの食べ過ぎのようでございます。」
するとメリッサ侯爵は呆れたように
声を張り上げます。
「何という戯言だ!
この子はお昼に七面鳥の足を10本しか食べられなかったのよ!
餓死寸前じゃないか!」

メリッサ侯爵は慌てて付け加えます。
「今はそんなことが重要なのではない!
さらに、うちの子が昨日からずっと
変な声が聞こえると言っているのだ。」
果たして、アイリの耳元で響く幻聴の正体は
何なのでしょうか?
[アイリよ。]
[アイリよ。]
[世界を救う浄化剤、アイリよ。]
[現在を生きる汝に、過去と未来を教えよう。
すべてを突き止め、世界を救うのだ!]
「過去」と「世界の救済」という唐突な呼びかけに、
アイリは混乱するばかりです。
おばあちゃんの惜しみない愛情を受けて平和に暮らしていた
アイリでしたが、この奇妙な声に導かれ、消えていた
「前世の記憶」を思い出すことになります。
前世のアイリは、日本に住む9歳の子供でした。
自分を大切に育ててくれたおばあちゃんが亡くなった後、
ずっと児童養護施設で育ちました。
なんと空手初段の持ち主で、道場の師範が認めた
最年少の演武団主将でもありました。
不正を見過ごせず、子供たちをいじめる
近所の悪者たちを率先して退治していた、
とても正義感が強くかっこいい子供だったのです。

そんなある日、アイリは偶然不思議な
小説を一冊読むことになります。
その本は、施設のアルム先生が
熱烈に推していた小説でした。
小説のタイトルは『北部雪原の怪物一家』。
内容はこうでした。
遠い北部の悪党一家に生まれた末娘、アイリ。
彼女は北部全体を覆う邪悪な魔気のせいで
母親を亡くし、幼い頃から南部の母方の実家に預けられて
育ちました。
そんな少女には、とてつもない秘密が隠されていました。
実はアイリは、邪悪なオーラを癒すことができる
世界で唯一の「浄化剤」であり、この小さな子供に触れた者は
魔気から完全に解放されるという事実でした。
しかし、アイリ自身を含めて誰も
この能力に気づきませんでした。
結局、時が流れて魔気が北部を越え南部まで飲み込み、
アイリはもちろん、彼女を溺愛していたメリッサ侯爵や
南部の住民たちまで全員命を落とし、
世界が滅亡してしまうという悲劇的な物語でした。
前世の記憶と共に小説の内容をすべて思い出した瞬間、
アイリに囁きかけていた奇妙な存在が
再び語りかけます。
[これはただの物語ではない。]
[遠からず現実となる未来であるゆえ、
この物語は長く残り、汝を助けるであろう。]
この言葉を最後に、アイリはついに現実で
パッと目を覚まします。

実はアイリが気絶していた時間は、
わずか10分余りでした。
意識を取り戻したアイリは、混乱する頭の中を
整理し始めます。
「何なの…?あれが夢だったの?
ううん、あたしは確かに9歳のイ・アリンよ。
アイリは先生が読んでた本の中の…いや、待って。アイリ?
アイリ・オルテゾなら…おばあちゃん…お医者さん。
あたしが…この世界で唯一の浄化剤だって言うの!?」
先ほど見た生々しい夢は、アイリに残酷かつ
重要な事実を気づかせました。
このままでは遠からず世界が滅亡し、
自分はもちろん、今そばにいる大切なおばあちゃんまで
全員死んでしまうという未来をです。
食事の席に着いたアイリの頭の中は複雑なまでした。
「あたしはもう、おばあちゃんの後をちょこちょこついて回る
5歳の子供じゃないわ。
なんと9歳の武道家キッズなんだから!
おばあちゃんの手作りのおやつ。
編んで着せてくれる温かい服。
おばあちゃんがあたしをすごく愛してくれてるのはわかってる。
あたしも、おばあちゃんとずっとずっと幸せに暮らしたい!」
このまま大切な日常を失うわけにはいかないと決心したアイリ。
悲壮な顔つきでおばあちゃんの手の上に
自分の小さな手をそっと重ねて叫びます。
「あのね、おばあちゃま。
どうやらあたしは、この世界を救う勇者みたいです!」
そして誓います。
「浄化剤のあたしが世界を救わなきゃ!」
アイリは服と鞄を身に着けた後、
おばあちゃんに言います。
「おばあちゃま、時が来ました!
あたしは勇者になって北部へ旅立ちます!!」
おばあちゃんは止めましたが、アイリは考えます。
「本には、おばあちゃんの力は魔気に弱いって書いてあったわ。
おばあちゃんは一緒に北部へは行けないから、
しばらくは会えなくなるよね…」
アイリはこれが勇者の責務だと言って足を踏み出し、
おばあちゃんは旅立つ孫娘を見ながら、自分の娘を
思い浮かべました。
「お母さん。娘のアイリをお願いね。
そして忘れないで。もしあの子が…」

おばあちゃんはアイリの頭を撫でながら考えました。
「…なぜ母親の遺言と同じことを言うのか。
ばあばは、うちの可愛い子が心配だよ。」
そうしてアイリは北部へ向かう資格を得ました。

果たしてアイリは北部の魔気を取り除き、
世界を救うことができるのでしょうか?
続きが気になる方は、ピッコマで連載中の
『礼儀正しいちび令嬢が悪党家族を救います!』をご覧ください!
ありがとうございました :)



