あらすじ
「僕が生まれたから、みんな不幸になったんだ」
生まれつきの灰色の髪。そのせいで「疫病神」と疎まれ、最愛の家族さえも失った御神颯人(みかみ はやと)。
絶望の果てに廃病院の屋上から身を投げた彼を救ったのは、かつて日本を照らした最高神、天照大御神だった。
「お前は俺の生まれ変わりだ。灰色の歴史に終止符を打つ光になれ」
鏡の中に宿る粗暴で不敵な神と、何も持たなかった少年。
人を喰らう「神獣」が跋扈し、色を失い続ける現代日本で、二人の太陽が闇を焼き払う。
これは、孤独な少年が自らの存在を肯定し、失われた「色」と「家族」を取り戻すための、光の戦記。