あらすじ

「疫病神」と苛まれる少年は、世界の「光」となるのか──。 近年、日本では不可解な行方不明事件や、常識では説明のつかない怪事件が頻発しており、社会全体が漠然とした不安に包まれていた。 そんな世界に生まれ落ちた一人の少年。御神 颯人(みかみ はやと)。彼の髪は生まれたときから燃え尽きたような灰色だった。 その異質な髪の色は、彼の人生を決定づけた。幼い頃、両親が事故で亡くなると、周囲はささやき始めた。「あの子が疫病神だからだ」「不幸を呼ぶ灰色の呪い」。彼は「疫病神」として周囲から忌み嫌われ、深い孤独と罪悪感に苛まれ続けた。自らの存在そのものが、この不安な世界をさらに悪化させているのではないか──。そう思い詰める日々の中、彼はついに全てを終わらせることを決意する。 夜の帳が下りた廃ビルの屋上。死を選び、身を投げた刹那、彼の全身はまばゆい光に包まれ、時が止まった。その空間で颯人は、威厳と慈愛に満ちた日本の最高神、天照大御神と邂逅する。 「お前は、この俺、天照大御神の生まれ変わりだ」 告げられた衝撃の真実。そして、不可解な事件の裏で暗躍する人類の脅威「神獣」と戦うための「権能」が、颯人の魂に宿っているという。 自らの存在を呪ってきた「灰色の少年」は、世界を「灰」へと導く闇に立ち向かう「神の権能」を受け入れ、その宿命に立ち向かうことを決意する。 これは、絶望から始まった少年の、呪いを祝福に変える物語りである。

連載情報

ウェブ小説

配信言語