あらすじ
高校生・ゆめにとって、トップアイドル「ヒデト」は人生の全て。しかしゆめは、戦慄の秘密を確信する。「ヒデトの正体は、家にいる腰痛持ちの祖父・太郎ではないか?」
太郎の口癖「わし」のシンクロ、不自然な不在、そしてローラースケートの秘密特訓を目撃し、ゆめの疑惑は確信に変わる。
「私に『かっこいい』と言われたくて、おじいちゃんは秘密の二重生活を……!?」
大晦日、推しの命綱(ローラースケート)を抱いて真実を迫るゆめに、祖父が語ったのは、孫への愛と寂しさゆえの切ないモノマネだった。
熱狂的な「推し活」が起こした、温かくも、永遠にすれ違う最高の“愛の誤認”の物語。(一話完結)