あらすじ

「ルーカスは、どうして一人旅をしているんですか?」
「…………ルーカス・カディオとして死ぬため、かな」

初代魔王と同じ黒髪黒眼をもつ魔族は、穏やかに微笑んだ。

なぜ、魔族でありながら勇者と同じラストネームなのか。
なぜ、魔界ではなく人間界を旅しているのか。
なぜ、誰かに助けを求めるわけでもなく一人で死のうとしているのか。

頑なに過去を語ろうとせず、名前しか教えてくれない魔族の青年。
人類にとって、魔族は最恐の天敵だ。
それでも、テオドールは彼の悲しそうな瞳を見て見ぬふりすることはできなかった。

───これは、死にたがりの魔族の青年と、彼を救いたい人間の少年が紡ぐ優しい物語。

「君を仲間として信用することはできないよ」
「え、それ最早フラグですよ?」


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アルファポリス
アルファポリス2025/11/25
  • 現在の作品死にたがり魔族の逃避行