あらすじ
ルナとイヴは、顔がまったく同じ双子の少女。
ルナは理性と生活力を担い、イヴは強大な破壊の異能を持つが、どこか幼く危うい。ルナの日常は、常にイヴの命と純粋さを守るための、献身的な愛で成り立っている。
二人の間には、過去の出来事に起因する**「名もなき傷」と「誰のものか分からない感覚」**が、今も流れている。
イヴの破壊の力は、その代償として彼女自身の命と感情を不可解に消耗させていく。ルナはその消耗を止めようと奮闘するが、イヴの口からはルナが知らないはずの**「前のルナの音」**という、記憶の断片が零れ落ちる。
ルナは信じている。この歪な共同体の中で、自分がイヴの命を支え、守っているのだと。
しかし、ルナのその献身的な愛は、本当にイヴの不可解な消耗を止められるのか? そして、二人の間に存在する歪な繋がりの先に、彼女たちが失った真実の過去と光の正体はあるのだろうか。
魂の絆と献身の先に、失われた「自己」を巡る、切なく美しい旅の詩。
*小説家になろうでも投稿しています。