あらすじ

没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。

母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。

「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」

まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。

子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。

ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。

「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」

やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。

没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、ふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。

※全10話+番外編・約2.4万字の短編。一気読みもどうぞ
※ざまぁ要素あり。最後は甘く後味スッキリ
※12/5(金)21時10分完結

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/12/05
  • 現在の作品【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。