あらすじ
カクヨムコン8 読者選考通過作品。
本ページでは「辻沢のアルゴノーツ」の**旧バージョン(比較用)**を公開しています。
この物語は、1話目『夕霧物語』の古き遊里での話で始まり、2話目で現代の女子大生クロエが語る「辻沢ノーツ」に変わります。
思わぬ展開にびっくりされる方もおられるかと思いますが、ご心配に及びません。
以後、『夕霧物語』を挟みながら「辻沢ノーツ」でフィールドワークの話が展開し、
いつか二つの物語が一つになって、この物語の主役「鬼子」の女の子たちが活躍する世界が広がるようになります。
ですので、最初のうちは巻き込まれ系の主人公、クロエの辻沢体験記を楽しみつつ、並行して伝説の遊女夕霧太夫の死と再生の物語をご堪能ください。
【あらすじ】(ネタバレあり)
第一部
「辻沢ノーツ」(ノタクロエのフィールドノート)
ノタクロエはフィールドワーカーを目指す社会学専攻の大学3年生。
所属する鞠野ゼミの夏休みのフィールドワーク実習で辻沢へ調査に入ることに。
辻沢は古くは隠れ遊里であり吸血鬼伝承が残る特殊な地域だが、N市のベッドタウンと化しコスプレで賑わうヴァンパイア祭りが有名になったりと現代化著しいフィールドだ。
夏休み、辻沢に入ったクロエを待っていたのは、拠点の屋敷のヴァンパイアみたいな人たち、陰気で気味の悪い青墓の杜、何かが潜んでいそうな暗くてジメついた地下道。非合法バトロワゲームにはまる他所から来る悲痛な顔のゲーマーたちだった。
やがてクロエは目の前に現れた自分に瓜二つの少女ユウに導かれ、
血塗られた鬼子のエニシを自覚し、地獄への一歩を踏み出してゆく。
※エニシ:縁、絆、赤い糸
※『夕霧物語』:伊左衛門による夕霧太夫の物語(幕間劇)
【今ここ】第二部【今ここ】
「辻沢日記」(コミヤミユウによるセルフライフドキュメント)
クロエと一緒に辻沢に入ったミヤミユこと小宮ミユウは、鬼子と鬼子使いのエニシに苦悩し新たな未来を模索していた。
鬼子神社でフィールドワークをしながら、お世話する鬼子のユウの奔放な生き様に振り回されつつ
二人で生きてきた壮絶な半生を振り返る。
やがて調査を通じ地獄への道をあと一歩というところまで突き止めるのだったが……。
第三部【毎日更新中】
「書かれた辻沢」(フジノミユキによるオートエスノグラフィー)
クロエの大学の同級生フジミユこと藤野ミユキは、クロエのおばあちゃんに変わり鬼子使いになったばかり。今夏は自分のフィールドワークを中止し鬼子のクロエを影から見守ろうと辻沢に滞在していた。
そんな中ミヤミユの悲劇に接し、フジミユが持つ「場所の記憶を読む」能力を使って犯人を追ううち、過去に辻沢で起こったもう一つの悲劇を知る。それを道標にミヤミユに会いに地獄へ向かう決心をする。
前半部:ミヤミユの悲劇からクロエが鬼子のエニシを自覚するまで
(第一部、「辻沢ノーツ22」(最初で最後のドナドナ会)から「辻沢ノーツ51」(二人のミヤミユ)まで)
後半部:もう一つの悲劇の解明と地獄行き
結部
「夕霧物語 えにしのゆくえ」(伊左衛門による当世語り)
長編小説(全494,444字)
改訂第2稿
NOVELDAYS様(初稿完結)、小説家になろう様(第2稿完結)よりの転載になります。
※最新の読みやすさを反映した「AI活用改修版」は別作品ページにて連載中です。