あらすじ

この物語の主人公は、ライカンスロープに似た習性を持ち潮時ごとに暴走する「鬼子」とそれを制御する「鬼子使い」の女子大生たちです。 彼女たちはヴァンパイア伝承が残る辻沢町でのフィールドワークを通して「鬼子」の存在を覚り、そのエニシを探っていくなかで様々な困難に直面しながら成長していきます。 最初はそれぞれの生活を優先して生きていた彼女たちも、ある悲劇をきっかけにみんなが一つになって、最後は大きな目的を達成することになります。 完結まで50万字弱のお話になりますが、「鬼子」と「鬼子使い」さんたちの活躍を温かく見守っていただけると幸いです。 【第三部】新米鬼子使いのフジミユが、双子のミヤミユの最後の願いを叶えるため、「場所の記憶を読む」能力を使い、辻沢に張り巡らされたエニシの糸をひも解いて、地獄の蓋を開きます。 【更新】毎日19時10分 【カクヨムコン8(ライト文芸部門)応援ありがとうございました。中間選考通過しました。最終選考は落選しました】 【ライト文芸系の他サイトですが、12万PVをいただている作品です】 【あらすじ】(ネタバレあり) 第一部 「辻沢ノーツ」(ノタクロエのフィールドノート) ノタクロエはフィールドワーカーを目指し社会学を専攻する女子大生。 天涯孤独のためガルバでバイトをしながら学費を稼ぐ苦学生ながら飲めば泥酔して友達に迷惑を掛けるのが難点。 クロエは実は「鬼子」という潮時になると暴走するライカンスロープのような存在なのだが、そのことは全く自覚がなく生きている。 夏休みになって所属する鞠野ゼミのフィールドワーク実習で辻沢へ調査に入ることに。 辻沢は古くは隠れ遊里であり吸血鬼伝承が残る特殊な地域だが、N市のベッドタウンと化しコスプレで賑わうヴァンパイア祭りが有名になったりと現代化著しいフィールドだ。 夏休み、辻沢に入ったクロエを待っていたのは、拠点の屋敷のヴァンパイアみたいな人たち、陰気で気味の悪い青墓の杜、何かが潜んでいそうな暗くてジメついた地下道。非合法バトロワゲームにはまる他所から来る悲痛な顔のゲーマーたちだった。 やがてクロエは目の前に現れた自分に瓜二つの少女ユウに導かれ、「鬼子」のエニシに目覚め、地獄への一歩を踏み出してゆく。 ※エニシ:縁、絆、赤い糸 ※『夕霧物語』:禿の伊左衛門による名妓夕霧太夫の物語(幕間劇) 第二部 「辻沢日記」(コミヤミユウによるセルフライフドキュメント) クロエと一緒に辻沢に入ったミヤミユこと小宮ミユウは、実は「鬼子」の暴走を制御する役目の「鬼子使い」である。 ミヤミユがお世話する「鬼子」のユウの奔放な生き様に振り回される毎日に苦悩し二人の新たなエニシを模索してもいた。 辻沢では鬼子神社の実測調査をしながら二人で生きてきた壮絶な半生を振り返る。 やがて調査を通じ地獄への道をあと一歩というところまで突き止めるのだったが……。 第三部【毎日更新中】 「書かれた辻沢」(フジノミユキによるオートエスノグラフィー) クロエの大学の同級生フジミユこと藤野ミユキは、クロエの亡くなったおばあちゃんに変わってクロエの「鬼子使い」になったばかり。 今夏は自分のフィールドワークを中止しクロエを影から見守ろうと辻沢に滞在していた。 そんな中ミヤミユの悲劇に接し、フジミユが持つ「場所の記憶を読む」能力を使って犯人を追ううち、過去に辻沢で起こったもう一つの悲劇を知る。それを澪標にミヤミユの最後の願いを叶えるため地獄への道を見出していく。 前半部:ミヤミユの悲劇からクロエが鬼子のエニシを自覚するまで (第一部、「辻沢ノーツ22」(最初で最後のドナドナ会)から「辻沢ノーツ51」(二人のミヤミユ)まで) 後半部:もう一つの悲劇の解明と地獄行き【今ここ】 結部 「夕霧物語 えにしのゆくえ」(伊左衛門による当世語り) 長編小説(全494,444字) 毎日19:10更新。 改訂第2稿 NOVELDAYS様(初稿完結)、小説家になろう様(第2稿完結)よりの改稿転載になります。

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