あらすじ
国が繁栄する時、青い鳥が現れる――そんな伝承のあるフェラデル国での出来事だ。
『優しすぎる王太子』リュシアンは、国民からは慕われるが、貴族からは優柔不断と評されていた。
没落しかけた伯爵家の令嬢エレナは、家の再建のため王太子妃選定会に参加し、彼の心を射止めようと決意する。
だが、リュシアンには、妹を守れた代わりに母を守れなかった過去の陰謀があった。妹オーレリアと公爵令嬢イザベラの結託により、エレナは思わぬ罠に翻弄され、救う者もいないまま妃候補から外されてしまう。
諦めかけたエレナだったが、国王の命により再び登城。迷いながらも自分の想いを貫こうとする。
再会した二人はぎこちなく接するが、ついに互いの気持ちを確かめ合い、結婚式の日には国を象徴する青い鳥に祝福されるのだった。