あらすじ

公爵令嬢のエレオノーラは、卒業パーティーの壇上で、婚約者である第一王子から罪状を突きつけられていた。
ここは、前世でプレイした乙女ゲームの世界。
そして今は、悪役令嬢である自分が断罪される、物語のクライマックスシーンだ。

しかし、彼女は絶望しなかった。
なぜなら、彼女の中身は法学部卒の日本人だったからだ。
ヒロインの涙ながらの訴えに対し、エレオノーラは叫ぶ。

「異議あり!その証言は伝聞であり、証拠能力は認められませんわ!」
次々と挙げられる罪状を、彼女は前世の法律知識でことごとく論破していく。
状況証拠の脆弱性、証言の矛盾、そして王子たちの思い込み。

華やかなパーティー会場は、いつしか厳粛な法廷の場と化す。
これは、ゲームの強制力に『法』という武器で立ち向かい、自らの無罪を証明する、一人の悪役令嬢の物語。

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