あらすじ
爆炎の中で笑ったのは、兵器だった。
感情を持たないはずのウェポン《L-49》。
だがその日、彼は血の上で確かに笑った。
軍はそれを“異常”と呼び、処分を決める。
戦力としての価値ではなく、合理性の名の下に。
ただ一人、彼の隣に立つオペレーター・スワンだけが、
その笑みの意味を知りたかった。
兵器に心は生まれるのか。
人は兵器にどこまで寄り添えるのか。
処分という名の終わりが迫る中、
二人は選ぶ——“逃げる”という選択を。
狂気と温度の狭間で揺らぐ感情。
軍と国家を敵に回した、二人だけの物語が始まる。