あらすじ
准教授の白詰瀬央は、教育と研究、そして学生達との代わり映えのしないながらも穏やかな日々を大切にしていた。
だがある日、帰宅途中に不審者に刺され、突然この世を去ることに。
意識を取り戻した瀬央が立っていたのは、薄暗い深海のような幻想的な空間。
そこに現れたのは、瀬央が生前プレイしていた『誰ガ為ノアストリア』に登場するキャラクター──セオドラだった。
セオドラは瀬央を「唯一のハッピーエンド観測者」として称え、自らが繰り返してきた無数のループと、失い続けた仲間達との真実を語る。
何百、何千、何万の失敗と喪失を重ね、セオドラの心は折れてしまった。そこでセオドラは、“自分では救えない”と瀬央に最後の願いを託す。
──『俺の代わりに、彼らを救ってほしい』と。
瀬央は一も二もなく了承し、その願いを引き受け、セオドラに成り代わり、異世界へ降り立つことを選んだ。
次に目を覚ますとそこは異世界で。そして女学生もこの世界に転生していることを知り──。
救済の決意と覚悟を胸に、彼は最初の一歩を踏み出した。彼らを、この国を今度こそハッピーエンドへ導く為に。
⚠『教授と少女の従軍記録』を加筆修正したものとなっています。三人称から一人称に変更しました。多分読みやすくなっています。
⚠多重投稿