あらすじ
「教授! このゲームやってみてください!」
とある大学で准教授として働く白詰瀬央。ある日突撃してきた女学生から『誰ガ為ノアストリア』というゲームを勧められた。
やらないといけない事もないし、と説明を聞くが、どうやらこのゲームは鬱ゲーらしいではないか。戦々恐々となりながらもプレイしてみた瀬央。
「……あれ? ハッピーエンド、達成しました、ね」
「え!? ハッピーエンド?!!! まだ誰も見つけてないのに!」
「そうなんですね」
「教授ずるいです! 罰として紅茶ください!」
「いつも飲んでるじゃないですか」
と思ったら、意外と早くハッピーエンドが見つかったではないか。
その帰り道のこと。
「ぐっ、あ……い、たぃ」
「きょ、うじゅ、教授、が。ぁ、教授、きょうじゅ、」
瀬央の身体中に鈍い衝撃が絶えず降ってきていた。女学生の叫び声も聞こえる。瀬央の上には馬乗りになり一心不乱に包丁を振り降ろす女の姿。どうやら不審者に刺されてしまったらしい。それを悟りながらも生徒達を守る為に抵抗する瀬央。
次に目が覚めると、目の前には綺麗な人がいた。『誰ガ為ノアストリア』のキャラクターにそっくりな“彼”は、どうやら本当にそのキャラクターらしくて。
“彼”の話を聞いていくと、あのゲームは現実で起きていたことで、しかも本来ならハッピーエンドは存在しないというではないか。
『貴方に、託しても、いいですか……?』
「どんとこいですよ!」
“彼”に救済を望まれ、それに瀬央は一も二もなく了承した。そして“彼”に成り代わり救済していくことに。どうやらあの女学生も転生しているらしくて──。
覚悟ガンギマリ准教授とハイテンション女学生が送る、異世界救済物語ここに開幕!
⚠『教授と少女の従軍記録』を加筆修正したものとなっています。三人称から一人称に変更しました。多分読みやすくなっています。