あらすじ
あらすじ
後漢末期、乱世の風が中原を裂き、覇者たちが覇を競い合う中――
荊州・隆中の草廬に、静かなる青年がいた。名は諸葛亮、字を孔明。
「臥龍」と称されるその男は、地図の上に描かれぬ「人心の流れ」を読み、民の涙に応えるべき「王者の道」を探し求めていた。
父の教え、友の死、そして数度にわたる来訪者との邂逅を通じ、孔明はただの書生から「覚悟を持った軍師」へと変貌していく。
その先に現れたのは、仁を掲げる男・劉備玄徳。
――これは、一人の青年が“志”を得て、“天下”を動かすまでの立志の物語である。
孔明、いま、龍となりて淵を出ず。