あらすじ
幾久しい時間をかけて時代から時代へと旅をする、血の通わぬヒューマノイド、カナリー。一度は滅びかけた人類の再生を見守りつつ旅を続けるが、次第に彼女の軍事的な利用価値に気付く者が現れ始めた。人類に愚かな歴史を繰り返させない為、彼女はそれに抗おうとするが、大きな時代の波に飲まれ、遂にそれも立ち行かなくなってしまう。そして失意のうちに活動を停止する。
更に時が流れ、ひょんなことから半身を土に埋まらせた彼女が発見された。そんな彼女の復元を試みる人々。その甲斐あってカナリーは復活し意識を取り戻す。そして彼女が眠っている間に、高度な科学技術を再生させた人類を目の当たりにして驚嘆するが、そこで想像もしていなかった真実を聞かされる。それを聞いたカナリーの最後の選択とは?
絶滅寸前だった人類が、徐々に文明を再構築していく時間軸と、カナリーが旅をしながら人々と触れ合い、成長し、そして人としての心を獲得してゆく過程が同時並行してゆく。