あらすじ

「はあ……また噂になってる。『冷酷公爵の愛人、今日も屋敷に出入り』とか」 新聞を放り投げた。ふるふると体を震わせる。この世に生まれて、過去最高に人類を滅ぼしたいまでも頭の中に描かれていく。 「別にいい。どうせ、あの人私のことなんて眼中にないんでしょうし?」 (だって、結婚してもう半年も経つのに、まともに会話したのなんて片手で数えるほど。いつも冷たい視線で、たまにチラッと見るだけ。あれが噂の愛人を見る目なの?全然違う。絶対甘い顔してお高いネックレスでも買ってるんだ) 異世界転籍して人生失敗中。 コンコンとドアがノックされる。 「……どちら様ですか?」 「わ……私だ」 公爵の声に、ステリアは慌ててドアを開けた。立っていた公爵は気まずそうに目を逸らし、手に箱を持っている。 「これ……これは、お前にやる」 「え?私に?おお」

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小説を読もう2025/05/31