あらすじ
かつて、月光の差し込む廃神殿で出会った少年と少女――
それが、エルディア王国の王女セシリアと、敵国ヴァルゼン帝国の王子レオンだった。
幼いふたりは互いの素性を知らぬまま、「いつか世界を変えよう」と誓いを交わす。
しかし、その記憶は“魔導の封印”によって消され、ふたりは再び敵国の王族として成長する。
年月が経ち、戦の影が迫る中――
セシリアは幼き記憶の残滓に導かれ、再び“ノクスの森”を訪れる。
そこで彼女を待っていたのは、かつての誓いの相手、今や敵国の王子となったレオンだった。
ふたりは運命に抗うように、密かに手紙を交わし、戦を止める道を模索する。
だがその秘密の交流はやがて露見し、セシリアは謀反の罪で幽閉され、レオンは「帝国の反逆者」として追われる身となる。
それでも――
「再会の約束」を信じたふたりは、絶望の中で奇跡のように再び出会う。
アスフェルの谷で交わされた“契約魔法”の力が覚醒し、ふたりは戦火の世界を光で包む。
愛と信念が奇跡を呼び、長き戦乱に終止符を打ったとき、
ふたりはようやく「国」でも「血」でもなく、“心”で結ばれた。
そして新たな時代――
平和の森に芽吹く命と笑顔の中で、セシリアとレオンは静かに誓う。
「愛は国を超え、時を越える」
それは、永遠に語り継がれる“光と希望の物語”となった。