あらすじ

第三王子レオンハルトは「王宮の恥」と呼ばれていた。 十年間、一度も及第点を取ったことのない劣等生として。 王位継承会議で、誰もが彼を候補から除外しようとした。 その時、教育係のオットー教授が立ち上がった。 手には二冊の成績表――赤い表紙と黒い表紙。 「赤い成績表は、公式記録。すべて落第点」 「黒い成績表は、真実の記録。すべて満点」 十年間、王子は母を守るために愚者を演じていた。 そして今、真実が明かされる。

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