あらすじ
名を与えられることで消滅の危機を脱する、かつて神であったモノたち──「下天」。名を得た彼らを、妖異、妖怪……「アヤカシ」と呼んだ。
【表紙】https://kakuyomu.jp/users/YRaisyu89/news/16818792439643092970
彼らは名を得ることで世界に縁(よすが)を刻み、人の心に己という因縁を残すことで存在を確定させることができた。
名を持たぬ下天の女は、遠い昔にある少女から朽ち果てることのない名前という意味の「朽名(くちな)」という名をもらい、長いときを生きてきた。
あるとき朽名はその少女の子孫である少年・宵村剋舟(よいむら・こくしゅう)が怪異──ケガレに襲われている現場を目の当たりにする。
朽名は少年を助け、消えかけている己と因縁を結んでほしいと彼に迫る──。