あらすじ

「連載」のままにしておきますがこのサイトへの投稿は今回で完結ということになります。これで、原稿用紙にして1200枚以上になる私の全作品を、このサイトがつづくかぎり、いつでも、好きなものを好きなように読んでいただくことが可能になりました。 人類史上最高の幸福を実現してしまったひとの、そのバシュラール的幸福をすべての読者の方にご自分のものにしていただくことが、わたしの作品の最終目標なのでした。 夢想という言葉にはいまだになじめないまま、私の作品のなかで俳句のポエジーを満喫されてきた方も少なくはないと思いますが、ポエジーとは夢想なんかをしてしまった結果として私たちにもたらされたものだということを、最後にもう一度強調しておきます。 「詩的夢想のなかでは、あらゆる感覚が覚醒し、調和する」「ただ夢想だけがこういう感受性を覚醒させることができる」「きみは良く見。だから夢想する権利がある」「こうして詩人の作品を読むことを通じて、自分が美しい世界に浴していると実感することができたのである」「世界は今もなお同じように美しいだろうか」(ガストン・バシュラール) 今回も、89句の俳句のポエジーに私たちのものになりつつある詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を活性化してもらったほぼ理想的な状態で、夢想なんてことを意識しなくたって、というか意識しないほうがかえって、我知らず夢想なんかさせられて、夭折した四季派の野村英夫の代表作1篇と、大好きなリルケ初期のういういしい表題のない詩7篇を、味わっていくことになります。

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小説を読もう2025/03/21