あらすじ
長期不況と腐敗政治に沈む都市。若者は地下都市《ルートゼロ》へ流れ、治安は数字で管理される。
冷徹な検挙で名を上げる捜査官・瑞希は、要人が集うイベントの「暗転七分」を狙った犯行声明と向き合う。犯人の名は《灯心》——誰とも組まない、痕跡を残さない“静かな炎”。
民間オペの鷹取仁、情報解析のルミ、そして亡き恋人・祐子の“面影”を宿す小春。彼らと共に瑞希は、匂いで群衆を誘導する仕掛け、文体の混線、政治の「再検無し」を掘り崩していく。
火は、触れ方で灯にも武器にもなる。数字では救えないものを、現場で守れるのか。
近未来クライム・ノワール×社会派サスペンス。