あらすじ
長期不況と腐敗政治の街。若者は地下都市《ルートゼロ》に消え、治安は「件数」で語られる。
冷徹な現場捜査官・瑞希の前に届いたのは、暗転七分を狙う犯行声明。犯人は誰とも組まない《灯心》。だが声明には、広報の文体が混ざっていた——“二筆目”が恐怖を演出している。
匂いで群衆を誘導する仕掛け、電源を噛む短絡、通信を殺す遮断。数字に守られていた彼女は、亡き恋人・祐子の「火は、灯せる人が持てば」という言葉とともに、件数から事実へ舵を切る。
都会派ノワール×社会派サスペンス。七分ごとに迫る選択が、あなたの正義も試す。