あらすじ
脚本家として小さな賞を受賞したユメは、スランプに陥り、孤独な日々を送っていた。一方、かつてユメと入れ替わった異世界の泡の王国では、女王となったアリアが貴族たちの反発に苦悩していた。
そんなある夜、二つの世界を繋ぐ鏡が再び輝き、互いの苦悩を知ったユメとアリアは、再び入れ替わることを決意する。女王として泡の王国に降り立ったユメは、持ち前の脚本家としての才能を活かし、改革を断行。しかし、父王の元側近であるゼノン公爵は、ユメの物語が記された手帳を見つけ、彼女が「偽物」であると見抜き、ユメの改革を「危険な虚構」として妨害する。
一方、ユメとして現実世界に来たアリアは、ユメの恋人であるハヤトと交流を深め、次第に彼に惹かれていく。しかし、ユメの恋路を応援すべきか、このまま彼女の代わりを務めるべきか、新たな葛藤に直面する。
二人の入れ替わりの副作用は、やがてそれぞれの世界にひずみを生じさせ始める。鏡にはひびが入り、二つの世界の風景が混ざり合っていく。
ゼノン公爵は、ユメの物語を手がかりに、リュカ王子に二人が入れ替わっていることを告げる。リュカはショックを受けながらも、この物語の真実を探り、ハヤトに間接的に連絡を取る。やがてハヤトもユメが偽物であることに気づくが、彼女の苦悩を知り、二人で協力してユメを救うことを決意する。
魔法のシャンプーの起源を巡る冒険を通して、二つの世界が一つになるという予言を突き止めたユメとアリアは、再び鏡の前で再会する。そして、互いがそれぞれの世界で強く生きていくために、二つの世界を完全に分離することを選択する。
魔法が消え、鏡が輝きを放った瞬間、二人の絆は物語という形で永遠に結ばれた。ユメは傑作を書き上げ、アリアは国民に寄り添う女王として、それぞれの道を進んでいく。