あらすじ
~月~
それは悠久に流れる時の中、世界を優しく照らす神秘の存在。
そこには平和の楽園があり、月の民たちは誰にも知られることなく静かに暮らしていた。
この月界(シャイレンリューレ)を治めるのは王でもなく皇帝でもなく、神に仕えし聖なる巫女。その中でも最高の存在は大巫女(レミール)と呼ばれ、民を愛で持って導く。
しかし平穏な生活は突如として打ち破られる。最恐の敵『大魔界軍』の侵略によって。
究極の浄化魔法を使い、元凶である大魔界の魔王『サタン』を浄化しなければ、今宵の危機を逃れても全世界で恐怖は繰り返されるだろう。
だか巫女たちは、その浄化魔法を使うための力をまだ解放しておらず、また此度の襲撃で浄化に必要な13の宝刀が外の世界に散らばってしまった。
そこで大巫女である母に命じられ、1人の巫女がいま宝刀集めの旅に出る。
少女は人間界、魔界、冥界と多くの世界を旅し、巫女としての修行を積みながら多くの謎を明かしていく。
多くの物語の末にすべてが明らかとなったとき、世界は終焉を間近に迎えた。強大な世界にはどんな魔法も剣技も効かず、人々は真の絶望を目の当たりにする。
果たして幻想の巫女たちは、すべての世界を救うことができるのか。
最後の望みを託された14人の巫女たちは、暁光迫る終わりの空でいま、最後の舞いを舞う。
【主要登場人物Ⅰ】
・月宮《つきみや》 入里夜《いりや》……月の都「シャンバラ」に住む、月宮家の巫女。
・月宮《つきみや》 暦《こよみ》……現在、月界《シャイレンリューレ》を統治する二代目大巫女《レミール》。入里夜の母親。
・天宮《あまみや》 卦流音《けると》(通称:ケルト)……月宮家に代々使える天宮家の二代目。「月界防衛軍」の最高責任者である「大将軍《レインバード》」。
・龍眼《りゅうげん》 雷羅《らいら》……龍眼一族の若き実力者。「龍使い《ヴェンダール》」として龍に乗り、月だけではなく、各世界を旅している。入里夜とは幼なじみ。
・三日月《みかづき》 レン……強大な力を秘めており、月の世界から異世界へ旅立つための「異界の門」の守護を任されている「最高門番」。
・雷《いかずち》 軒《けん》……卦流音の一番弟子。彼と暦の間の伝令係。
・デビル=サタン……大魔界《ジェイルベイド》の王。他の世界への侵攻、征服を企てる。正体不明の存在。
・月読ノ尊《つくよみのみこと》……月の神。月界との深いかかわりがあると言われている。
・月宮《つきみや》 朔夜《さくや》……暦の母。月界を創造した月の始祖と伝えられる。しかしその行方、正体共に不明の存在。
・ヴォルガ=レンダール……サタンに仕える「三鬼士《さんきし》」の一人。
・ドン=ゲール……三鬼士の一人。後方支援担当。いわゆる男の娘。
・ドニエプル=デ=イデュール……三鬼士の一人。魔術は抜きんでた実力者。
・ヴァデル=アーク……月麗山に住む「麗鬼族《れいきぞく》」の族長。月読は因縁の相手。
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