あらすじ

令和十一年。幕末の再来。そう言われるようになって二年が経つ激動の時を迎えていた。  日本は外国人犯罪の多発、治安の悪化を原因とし、鎖国を宣言。各国の反対を問答無用で跳ね除け、完全に門戸を閉ざした。  それから時代は三十年余りが流れ、時は芽黎九年。  日本は、東日本産業社連盟と西日本公家連合、九州薩摩共和国、北日本仙台藩国の四つに分たれ、独特なバランスを保ちながら、共存、ときに競争して暮らしていた。  そんな中、日の本をある噂が駆けた。  それは、幕末の世に存在したと噂される双ツ刀なる仕事人が、にわかにこの時代に甦ったというもの。  一笑にふす者がいる中で、しかし──この水面下の争いが絶えぬ日本列島には、確かに彼らは存在した。  荒御魂と和御魂を互いに宿し、補い合い、仕事を完遂する「双ツ刀」が──。

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