あらすじ
人は、記憶を抱いて生きている。
記憶は過去を残し、未来を映す。
ときには、まったく別の世界さえ生み出してしまう。
昔の人々は、その記憶のざわめきを「神のお告げ」と呼んだ。
そして、それを受け取る者たちがいた。
「神巫継承者」――そう呼ばれる人々だ。
彼らの中でも有名なのが、倭国の女王・卑弥呼。
彼女は「三和の徳」を掲げ、人々を導いた。
けれど、その教えの影には――
もっと遠い時代から響く、別の“声”があったという。
人類は何度も滅んでは蘇り、
その度に「記憶」だけが次の世界へと橋を架けてきた。
これは、神巫継承者と、
ときに現れる「コネクター」の想いが交わり、
人類の未来を変えようとする物語。
『記憶の物語』の始まりだ。