あらすじ

人を喰らわねば生きられない特異な人種──「夜噬種(やぜいしゅ)」  彼らは「不死身の罪」により人喰いの罰と、狩猟という使命を背負わされ、人獣の死後に生じる穢れの獣物「死獣」を狩ることを生業としていた。 【表紙】https://kakuyomu.jp/users/YRaisyu89/news/16818792439276528937  湘南西部の小都市・紫吹市に暮らす青年・宵村銀慈郎はバイトの帰り道に、昨今絶滅したはずの野犬の群れに襲われ瀕死の重傷を負う。  その「野犬」共を追い払った黒装束の女から口付けをされ、どこかへ連れて行かれた銀慈郎がはたと目を覚ますと、そこはヒナゲシとヒガンバナが咲き誇る奇妙な洋館。  偶然か、流れていたニュースには己があの現場で肉片を残して野犬に喰われ死亡したとあり──。  そこで銀慈郎は己が左腕と右目、右足を失くしていること、そして社会的に死んだことを知る。  荒鱗(こうりん)と名乗る女はここは「ハンティングベース」という狩猟拠点であること、そして銀慈郎は死に、「剋舟(こくしゅう)」と名を改めろと迫られる。  銀慈郎改め剋舟は、時間をかけて己の状況をどうにか理解し、人喰いの化け物になったこと、そして狩りの使命を己に理解させる。  荒鱗の手で狩人の何たるかを叩き込まれた剋舟は、修行の末、とうとう狩りの現場に立たされる。  そしてそれは、剋舟にとって己を弔う復讐の始まりを意味していた──。

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