あらすじ
大陸西岸の低地諸州同盟は、強大なイスハニア王国相手に、独立戦争の最中にあった。そうした中、同盟総督オラニェ公ヴィレムが、イスハニアの刺客によって暗殺される。
暗殺の2年後、転移者ダイゴ・ノダは、同盟総督の娘リーセロットに出会い、推しだったアニメキャラのCVの声優そっくりの声に惹かれ、その力になろうと決意する。そして織田信長の軍制を参考に軍の改革案を立てて、軍部の責任者であるリーセロットの叔父、軍事内局長官に提出する。それが認められ、ダイゴは軍制改革を任され、軍隊を改革する。
ダイゴの指揮の下、新生の低地諸州同盟軍がイスハニア軍に勝利すると、勢いに乗った低地諸州同盟は、ネイザーラント連邦共和国建国を宣言し、リーセロットを総督に選出する。
だが、新着任のイスハニア軍司令官スピノラは、ダイゴの戦術を研究して、ネイザーラント軍を撃ち破る。形勢が逆転するが、ダイゴは、首都までの街道を制する城を決戦場に選び、信長が長篠の戦で取った戦法を応用して、決戦を準備する。
最後の決戦で、一進一退の攻防戦が続くが、その最中、イスハニア国王が急死して休戦となる。撤退完了前、ダイゴは敵将スピノラと会談し、相互の健闘を称えあう。
難交渉の末、休戦条約が結ばれるが、条約の内容に不満を持つネイザーラント国内の不平派が首都で暴動を起こし、リーセロットの身辺にも危険が迫る。軍事内局長官が暗殺されたとの急報が、ダイゴのいる前線に届く。事態が容易なものでないことを悟ったダイゴは、直ちに前線から首都へ急行し、暴動を鎮圧する。暴動を鎮圧したダイゴは総督官邸に向かい、リーセロットに安心するよう伝える。リーセロットはダイゴの体に抱き着き、自分が彼を愛していると自覚する。戒厳によって、暴動の黒幕が摘発され、事態は収束する。
休戦条約によってイスハニアに人質とされていたリーセロットの兄が帰国するが、リーセロットがダイゴを紹介しようとすると、彼の姿は消えていた。
二〇世紀、新任の在ホーラント・フソウ大使は、ホーラント王宮でダイゴの肖像画を目撃し、「まるで花神ではないか」と呟く。