あらすじ
帝国の侵略戦争により、愛する妹を奪われた少年。
焼き払われた故郷の中心で、彼は復讐心に囚われる。
地獄の様な光景の只中。それでも希望は残された。
彼の身に、強奪のギフトが宿ったのだ。
他者のギフトを強奪し、使役する。異端の能力者。
その名は瞬く間に大陸全土に知れ渡った。
同時に、彼の身には幾重もの運命的な出会いが折り重なる。
復讐を成す為に、あまりにも都合の良い縁の数々。
それらはまるで、"女神からの贈り物"の様にも思えた。
男の内で燃え盛る怒りの炎は、やがて一人の少女を焚き付ける。
二人を繋げるは、暗く、それでいて確かな熱を帯びた。
憎しみの心。
歩みは止めない。
奴らを殺す――その日まで。