あらすじ
【極力毎日更新中】(毎日……0:00~23:59ではなく、5:00-4:59)
アレッシア建国に寄与した名門の一つ、ウェラテヌス。
エスピラはそんな国内有数の名門の当主にわずか十一歳でその座に就いた。
ただし、それは優秀だからでは無い。年上の一族が居なくなったからだ。
財、無し。
ウェラテヌスが十七年前のハフモニとの戦いのために私費を投じて造船のみならず無産市民への武器の配布も決行したからだ。
人、無し。
当然のことながら、養えなくなった奴隷は別の引き取り手に渡さねばならない。奴隷の世話もただでは無いのだ。頭を下げ続けた結果、多くの者を失業させずには済んだが、ウェラテヌスには最盛期の一割程度しか残らなかった。
実績、無し。
官位に就けるのには暗黙の了解で年齢制限がある。出陣するにも年齢制限がある。
さらに言えば、エスピラが当主になる前からウェラテヌスの家計は火の車。名門でありながら次男エスピラ・ウェラテヌスをまるで奉公のように同じ貴族であるセルクラウス一門に貸し出すほどに。ただ一つ残っている名誉すら投げすてかねないにも関わらず、そうしなければならなかったのだ。
父祖から受け継いできた血にかけて、ウェラテヌスに栄華を取り戻す。誇りを取り戻す。
その決意の下、エスピラはアレッシア一の権力者タイリー・セルクラウスに取り入り、十九にしてその娘、メルア・セルクラウスを貰った。
正面から屈服させるのを良しとするアレッシアに於いても、暗殺や諜報活動と言った蔑まれる行為にも手を出した。不名誉な手段も厭わなかった。一門が積み上げてきた名誉ぐらいしかエスピラの手に無いにも関わらず、それを下げかねない行為もしてきた。
そして今。
ウェラテヌスの真の独立と栄華の復活をかけた物語が始まる。
不完全ではありますが、地域の大まかな位置のまとめや人物のまとめは近況ノートにあります。
よろしければ、参考にしてください。
ややネタバレ的各章
~開戦準備編~
第一章 エスピラ・ウェラテヌスと云う男 ~開戦準備、防諜編~
第二章 勝つために ~開戦準備、外交的足場固め編~
~第二次アレッシアーハフモニ戦争前編~
第三章 カルド島攻防戦 ~軍団編成、開戦~
第四章 止まらない雷撃 ~裁判、兵站および権力闘争編~
第五章 積もる灰をかき分けて ~新生アレッシア編~
~第二次アレッシアーハフモニ戦争 第一次メガロバシラス戦争編~
第六章 法務官エスピラ・ウェラテヌス
第七章 敵か味方か、敵であり味方か味方で敵か
第八章 洛陽
~第二次アレッシアーハフモニ戦争後編~
第九章 ディファ・マルティーマ防衛戦
第十章 息子
第十一章 カルド島占領戦 (二章分の長さ)
第十二章 潮流は激しさを増して
第十三章 終止符を。
~アレッシア主導権争い~
第十四章 主は誰だ。
第十五章 第二次メガロバシラス戦争
一章当たり、十万字程度(基本十万字オーバー)を目安にしております。
今のところ、四章、十一章が長くなっております。