あらすじ
あたしは自己意識領域に浮んだ記憶から、幼い頃に祖父ちゃんが話した事、実の母と父が何をしていたか説明した。
『簡単に言うと、祖母ちゃんと祖父ちゃんは、電動有機高分子で、人工知能のナノロボットを開発したんだ。神経細胞くれえのおっきさで、血液細胞なども含め、自己細胞を増殖するヤツを。その事を話してくれたんは祖父ちゃんだ。そいで、そのナノロボットが入った溶液は、あの、祖母ちゃんのブドウジュースだった。塩っ辛いような血の味がしたんは血液細胞を自己増殖してたからだ。トモキが言うように、
「俺たちが飲んだ祖母ちゃんのジュースは、特殊樹脂と特殊アモルファス金属の合金でできたナノロボットだ。十五年かかって俺たちの脳で増殖して、俺たちが脳波を制御できるようにした」
つけ加えれば、人工知能のナノロボットは、「世直し用にプログラムした」AIナノロボットだ。あたしたちの身体を維持して、あたしたちが世直しするように、あたしたちの能力を増幅してる・・・』