あらすじ
民謡学者の龍二は河童の噂を聞きつけて近所の川まで来ていた。しかし、どれだけ探しても河童は現れない。
主婦の話によると「河童はこの川ではなく、山奥の池に石を投げると現れる」らしい。好奇心旺盛な龍二は石を投げてしまうが、やはり河童は現れない。
結局はガセネタと諦め、妊娠している妻の海が待つ家へ帰ると、妻が破水して入院することに。
翌朝、雨の降る中病院に向かう途中、河童の伝説は全くの別物だと知る。
石を池に投げる行為は『雨を降らせる儀式』だった!
そのうえ雨を止ませるには生贄が必要で……
病院から忽然と姿を消す妻。川に流れ着くツチノコ。激しくなる雨。
深谷は雨と池に隠された思惑に気付くことは出来るのか!?
たった一石から始まる非日常。その池に救いは存在しない。