あらすじ

──それはやがて死に至るという、恋の病。    麗国を護る真竜の一族の療は、麗国大司官の長である紫雨と、ある事件をきっかけに身体を繋げた。  だがそれは決して想いを交わすのことのない、目合いだけの関係だった。  彼が真に想う人は二人いる。一人はすでに他界し、もう一人は別の人と結ばれた。  療は自分が彼らの『代わり』なのだと自覚していた。紫雨の心を癒やすことが出来るのなら『代わり』でも構わない。  そう、思っていたというのに。  紫雨を想う心は、次第に療を蝕んでいく。  ことり、と落ちるのは一枚の金の鱗。  彼を想う度に療の黄竜の鱗が一枚、また一枚と剥がれ落ちてはやがて黒く染まる。  それはやがて死に至るという竜の恋の病、落鱗病だった。  治療法はふたつある。  ひとつは想いを叶えること。  もうひとつは想いごと記憶を消し去ること。    彼に想いを伝えるつもりはなかった。  迷惑になるだけだと分かっていたから。  でも彼を忘れたくない。想い続けることを、どうか許してほしい。  療の選んだ未来とは──。  人×竜が織り成す、切ない中華風異世界ファンタジー。 ※こちらの作品はエクレアノベルス様より配信中の作品 『竜の御手付きー蒼竜は愛し子への愛に溺れるー』と  各投稿サイト様にて完結済みの作品 『蒼竜は泡沫夢幻の縛魔師を寵愛する』 こちらに登場する紫雨と療のスピンオフ作品となります。単品でもお楽しみいただけますが、両作品をお読みいただきますと、より一層お楽しみいただけます。

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エブリスタ
エブリスタ2025/07/19
  • 現在の作品竜は恋に啼く~まやかしの愛に満たされて~