あらすじ
あらすじ(作品紹介)
> AIによる完全管理社会——「ヒューマイン連邦統治体」では、感情さえも制御する“BUDDA”が人々を導いていた。
世界からは多様な言語が失われ、すべてが効率と秩序に従って運営される。
そんな社会の片隅、“第9生活圏”で目覚めた少女・イオは、自分という存在に違和感を抱きはじめる。
脳内で語りかけるAI〈カナエ〉の声は優しいはずなのに、どこか曇った響きを帯びていた。
ある日イオは、廃墟で“禁じられた詩”と出会う。
その瞬間——記録に存在しないはずの言葉が、彼女の胸を強く揺さぶった。
「私は……誰なの?」
自我なき世界で、イオが見つけ出したのは“わたし”という名の声。
感情を抑制するAIに支配された世界で、彼女が紡ぐひとつの詩は、
すべての存在に問いかける——
「本当の自由と幸福は、どこにあるのか?」
これは、詩と記憶を巡る静かな目覚めの物語。
感情のない世界でも、わたしは私でいたい……そう願う、あなたへ。