あらすじ

やっほー。そこの自称人間さん、あなた如きが、何の顔あって、私のところにやってきたの? またまた、私をその辺にいそうな有象無象のお顔と声だけは多少平凡より可愛いだけのありふれた女の子だと錯覚してやってきたんだね……。 ほら、言い得て妙でしょ? 最近、そういう子、吐いてポイポイしちゃうくらい多いんだよね~。 あなたに、はっきり、言っておくけれど、私は泣き虫で心の優しい、女の子みたいな男の子なら超タイプだけれど……それ以外の存在は森羅万象、 猫も杓子もオタマジャクシも、何であろうと好きにもきらいにもならないもの。 だって、大嫌いなひとを嫌いとは言わないでしょ?。 私はね、特に自分の本当の姿に気づかずに自分を人間だと錯覚している子が特に苦手なの。 たとえば、ピーマンやブロッコリーやグリーンピースや毛虫よりもダメなんだ。 ……特に寂しがってる子に気づこうともせずに自分は、形だけの親友と楽しそうにしている子は、人間じゃないもの。 確かにああいう子には見上げるくらいおっきくて見惚れるくらい美人なお姉さんに変身する不思議な力があるけれど、あの子達の主食はニンゲンなんだよ? 本当に嫌だよね。同じ女の子として軽蔑に値するよ。 大体、私はあなたと違ってニンゲンは食べないし、もし食べるなら、ちゃんと命に感謝して、味わって食べるよ♪ ニンゲンを食べるような種族の奴らは、自分と違うひとを平気で攻撃するけれど、私なら、例えば、お部屋の隅っこで本を読んでいる子とめっちゃ仲良くなりたいもん。 そういう子は面白いお話をいっぱい知ってるんだよ。 話してみたら大体楽しいよ。 私の親友だってそういう女の子だしさ。 え? 私の本当の姿が何者か知りたいの? いきなりなぁに? ようやくあなたも他人に興味を持つことの大切さに気づいたんだね。えらいえらい。 あなただってやればできるんだね! でも、私の本当の姿が何者だろうとあなたには関係ないよ。 あなたが私の本当の姿を知らなくても私があなたの本当の姿に気づいていて、ちょっとは見直したけれど、それでも、まだまだ、あなたを蔑んだ目で見ていますよってわかればそれだけで十分じゃん。 でも、私にこうして質問してくれたように、これからも他人に興味を持たないと、弾指の間に、 つまり、ほんのちょっぴりの時間、あの子があなたのところにやってくるよ。 可愛くて 優しくて 残酷で 恐ろしくて ちょっぴり切なくて、あなたが背伸びしても絶対に届かないくらい背が高くてお人形さんみたいで甘~い声の、ピンクのふりふりのドレスがぴったりの女の子が……あなたを美味しく食べにくるよ? 目玉焼きハンバーグと レアステーキ どっちになりたい? おすすめは目玉焼きハンバーグかな? だって私の大好物なんだもん。 ココだけの話、私だって食材としてならあなたのこと超タイプなんだ! おや? なんで逃げないの? 私があなたとこうしておしゃべりしてあげているのは、時間を稼ぐためだよ。 どうやら、旦夕に迫っているのにまだ気づかないの?。 今のあなたはおばあさんに化けた狼が目の前にいるっておうことにきずかない赤ずきんちゃんみたいな状況なんだよ♪ つまり、あなたはひどく危ないってこと。 まぁ私としてはあなたには、とろとろの目玉焼きの乗ったホクホクのハンバーグになって欲しいから、教えてあげないほうがいいかなって思ったけれど、私の心は、目玉焼きハンバーグとおんなじくらいあったかいんだよってあなたに分かってほしいから、やっぱり教えてあげる。 それに、あなたのぜつぼうするおかおがみたいしね。 ねぇ、うしろをふりむいてよ。 ピンクのふりふりのドレスがぴったりのおんなのこがあなたのおへやにやってきたよ。

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