あらすじ
ヒーローになれなかった少年と、とある事情を抱えた少女の出会いからはじまる物語。
烏山高校二年の矢口直哉は、電車の中で苦しそうにうつむく一人の少女と出会う。
声をかけた矢口をにらみつけ走り去ったのは、校内で有名な〈保健室の高森さん〉だった。
時間とともに色が変わる花。
クラスで起きた盗難事件。
体育祭で切り裂かれた応援旗。
突然白紙となった試験問題。
高森に向けられた「人殺し」という言葉の意味とは?
恋と友情。正しさと悪意。
痛くて曖昧で理不尽な、愛すべきやわらかな時間。
「箱庭」の中に生きる、高校生たちの青春ミステリ。