あらすじ
とある事情により、神奈川を出て栃木の高校に入学した汐風は、神社で無邪気な少女・桜に出会う。
桜との出会いをきっかけに、汐風は、彼女のまっすぐな性格と笑顔に絆され、少しづつ変わっていく。
過去のトラウマと向き合い、学校で友だちと呼べるクラスメイトもできた汐風。
次第に桜に惹かれていくが、彼女は、ひとには言えないとても大きな〝秘密〟があった――。
「私、ふつうじゃないから」
「君は君だよ」
桜の秘密を知った汐風は、ショックを受けながらもじぶんなりの決断をする――。
トラウマを抱える孤独な少年
錦野汐風
×
秘密を抱えながらも明るく無邪気な少女
千鳥桜
ふたりは世界にひとつだけの花の下で、運命的な恋をする――。
***
〝ネタバレあらすじ〟
中学時代いじめられていた汐風は、高校入学を機に叔母がいる栃木へ引っ越す。
栃木へきたその日、神社で桜という少女に出会う。
ひとりでいようと決めていた汐風だったが、桜との出会いによって心が揺れる。
桜の助言でかつての親友と仲直りを果たし、桜が転校してきたことによりさらに前向きになっていく汐風。
そして、時間を共にするうちに桜への想いを自覚した汐風は告白をするが、拒絶されてしまう。
落ち込む汐風を慰めたのは叔母や親友だった。
ひとりではないと気付いた汐風は、もう一度桜と向き合う決意をする。
桜は医療用クローンであった。自らの価値について悩み、生きる意味を探していた桜。汐風は桜の秘密に向き合い、受け入れる。
両想いになったものの、短命という運命を背負う桜は徐々に衰弱。
別れの日。海へ行く約束を果たしたふたりは愛を誓う。
夏休み、汐風は故郷へ戻る決断をする。
自ら考え、自ら選択し、生きることの大切さを教えてくれたあの花が咲く春を目指して、汐風は精一杯今を生きる。
※こちらの作品は、第10回カクヨムコンテストに応募中です。