あらすじ
私、春原 望(すのはら のぞみ)。大学1年生。
同じ学科の板倉 学(いたくら まなぶ)くんは、中学からなんだかんだとずっと同じ学校。昔からいつもひとりで本を読んでいるか、ぼんやりと周りを眺めている。 本人曰く、本を読んでいない時には、人間観察とか考え事をしているとのこと。 周りの人間からしてみれば、『何を考えているかわからない奴』。 ただ、クラスの中で浮いているとか存在感が薄いとか、そんなことはない。 度々、クラスメイトから困りごとを相談されては、抜群のアドバイスで困りごとを解決している、密かな人気者。 『人気者』になぜ『密かな』という形容詞が付くのか。 それは、彼が人を寄せ付けないオーラを醸し出しているから、だと言う。
私自身もある事件を板倉くんに解決して貰ってから、なにかと彼を頼るようになった。そして何を隠そう、密かなファンのひとりだ。
大学生にもなると、それほど困りごとなんて起きないだろうとキャンパスライフを楽しんでいたのだけど、ある日事件が起こってしまった。友達の美幸が行方不明になってしまったの!
こうなったら、頼るのは彼しかいない。
助けて! 板倉くん!!
「カクヨムコンテスト10【短編】」の 「お題で執筆!! 短編創作フェス」⑤、お題:「薔薇色」の参加作品です。
※【犯人の名は】
https://kakuyomu.jp/works/16817330661522924588
の番外編です。