あらすじ

「時計塔の千夜」を知ってるか? 最初の噂は、それだった。 東棟の屋上にある時計のそばに、輝く銀髪の女性が一人佇んでいる。 その子は、昔この学校の生徒だった。 いじめに遭って飛び降り自殺をして、そのままここに居座っている幽霊だ。 「キングの怒りを買うと、千夜に呪い殺される」 二つ目の噂は、それだ。 寮長という面倒なものを任され、渋々引き受けた俺に対する、嫌がらせ。 キングとは、俺のこと。俺の怒りを買うと殺されるらしい。 馬鹿馬鹿しくて、笑うに笑えない。 寮生をまとめる立場にありながら、その統制を取ることが出来ない力不足を叩き直すと言われている。 ——冗談じゃない。 いいだろう、その挑戦、受けて立つ。 うまく騙したつもりだろうが、俺にその手は通じない。 それがどうしてなのかを理解した時、お前は無事でいられるかな? 孤高の学生探偵「最上光彰」と、謎の幽霊「千夜」。 その二つが絡むと人が死ぬと言われている、私立清水田学園高校。 そこで生徒が頭から血を流して死んでいるのが発見された。 噂を信じきっている学生たちは、学長に光彰の退学を求める。 「光彰はそんなことをする人じゃない」 唯一の味方である柳野黎と共に、無実の証明に挑む光彰。 「余裕だけどね」と語る光彰の、犯人探しが始まる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/08/20
  • 現在の作品キングの怒り