あらすじ

●ひょんなことから命を狙われた生真面目な文官の青年と、彼を守り助けるために冥府からやってきた幽鬼の英雄(推し)が、互いに想いを深め結ばれるまでの物語。 ●非公開エピソードが一話含まれます。(話は繋がります) ●●●以下はルビーファンタジーBL大賞応募用のあらすじです●●● 滅びかけた国を救うため、義侠の勇士は命を賭して道を切り開いた――。 日月星辰の配置から未来を読み、吉凶を導き出す――司天霊台郎の秦桑縁(しん・そうえん)は、幼い頃より一日も欠かさず冥銭を燃やすほどには英雄・天明超(てん・めいちょう)の強火担である。彼のように清廉でありたいと願う桑縁は、上司の不正をとがめた結果、八つ当たり同然に殴られ天文台を追い出されてしまった。 いつものように冥銭を燃やした夕刻、桑縁はなぜか刺客に命を狙われる。 もう駄目だと思ったときに命を救ってくれたのは、天明超と名乗るみすぼらしい身なりの男。なぜ命を狙われたのか分からないが、自称天明超はいままで燃やしてくれた冥銭の恩返しに桑縁の元にやってきたことを告げる。 桑縁は明超とともになじみの劇場へ赴いて、彼が生きていた頃の冒険劇を二人で鑑賞する。実は劇場の座頭である白老人は、かつて明超とともに旅をした仲間の一人だった。ひとめで三代目義鷹侠士が本物の天明超その人であると見抜いた白老人は、かつてのように明超とともにいることを望むが、明超はかたくなに他人を装い、白老人の誘いを突っぱねる。 二人の関係を羨ましく思いつつも、かつての仲間に懇願されても桑縁の元から離れることを選ばなかった明超のことを、桑縁は内心嬉しく思う。 ところが事件を調査していた白老人が突然行方をくらましてしまった。激しく後悔を口にして弱音を吐く明超を抱きしめ、慰める。しかし同時に二人の強い絆と、自分と明超との希薄な関係を比べ、とても白老人との絆には敵わないと思い知った。 白老人を見つけた先で追い詰められた明超たちを逃がすため囮となって捕まった桑縁は、前も見えぬ暗闇の中、心細さを募らせる。明日をも分からぬ中で、唯一会いたいと願う――明超への想いをはっきりと自覚して暗闇の中で彼を想い涙を零す。 桑縁を助けるため自分を犠牲にしようとした明超を救おうとして、桑縁は大怪我を負ってしまう。 どことも分からぬ場所で彷徨う桑縁を迎えに来た明超は、泣きじゃくる桑縁を優しく宥め、そして口付けた。 その後、桑縁が目を覚ましたのは幼馴染みの邸宅で、桑縁のためにかいがいしく世話を焼く明超を見るたび夢の中で見た光景がよぎり、彼の一挙一動に戸惑い動揺してしまう。 しかし明超から想いを打ち明けられた桑縁は、夢だと思ったのは夢ではなく――実は本当のことだったのだとようやく理解した。 桑縁は明超の言葉に戸惑いながらも、自分も彼のことを好きだったと告げて明超の想いを受け入れる。 一連の事件はひとつになって、やがて桑縁たちに関わりのある事態へと発展する。桑縁たちは景王の協力の元で、みごと真犯人のたくらみを暴くことに成功したのだった。

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